2015年05月14日
月山山菜そば・ハット・山菜料理 出羽屋・西川町
ふと、VAIO初期型を買った頃をつい思い出してしまったんだけど、
当時は、インターネットのモバイル環境はすこぶるハードルが高くて、
PHS+PHSカードなるものを挿入して、
なんとなく病院で点滴されているようなイメージで、
ネットにつないでいた記憶がある。
今回突然思い立って、タブレットで出羽屋を検索したんだけど、
この位の機動性を、VAIO初期型に求めていたのだと気が付いた。
キーボードがなく入力可能で、
そこそこの大画面

遠出してのネット環境で、入り組んだ情報の中から、必要な情報を素早く検索するには、
ノートパソコンを起動していては、起動しているうちに何を検索するのか忘れてしまいそうだし、
スマホの画面では、なんだか読みにくくて、
スマホ1台で完結している方には、本当に感心するばかりである

さて、今回出先で検索して選び出した出羽屋は、
旅館部門と飲食店部門が複合した形態になっているので、
必然的に飲食店としての営業時間の幅がとれている。
それが、(夕食として)立ち寄りやすい要因のひとつだし、
麺専門店は、昼だけ営業しているところも多いので弾かれてしまう店は多い

山菜そばが食べたいと、1週間ほど前から思っていた。
月山山菜そばと山菜そばは、違うんだけど細かい違いは各自調べて欲しい。
画像からなんとなく違いは分かっていただけそうだけれど…。
鉄鍋に、ワラビ、ゼンマイ、ウドなどの山菜と鶏肉、
しめじやなめこ舞茸などのキノコ類が入っていて、
テーブルのカセットコンロで温めつついただく。
そばを鉄鍋に投入するのかと思ったらそうではなく、
小皿に汁と具を盛って、麺はそこに少しずつ入れて食べる
「つけ麺スタイル」で食べるのが正統派の食べ方のようだ

麺はしっかりとした太麺で、鍋に入れてもいいのでは?と思うほどのコシと弾力

汁は、麺に合わせて、しっかりとした味になっている。
考えてみると、温かい汁につけて食べるスタイルが
月山山菜そばならではなのかもしれない。
そして、初めて食べたのだが、忘れてはならないのがこの「ハット」。
これは、蕎麦粉を水で溶いた物で、鍋に入れてスイトンのようにして食べるのだそう。
「昔は、そばが足りなくて、はっと思い出して出したからハットというようになった」のだ、
と女将が教えてくれたが、これがなかなかモチモチして美味しい

山菜料理だけで成り立っている宿は、
日本広しと云えども、出羽屋位しかないのだそうで、
時間が出来たら、泊りに来るのも悪くない(というか、正直なところは泊まりたい)と
続編がありそうな終わり方で〆ることにしよう



今日も、ごっつぉさーん!
出羽屋
西村山郡西川町間沢58
0237-74-2323
11:00~20:00
ランチ営業、日曜営業
定休日:無休