イトヨの佃煮・唐揚げ
イトヨは、
「降海型」と
「陸封型」がいるということだが、
庄内に
馴染みがあったのは、
「降海型」である。
かつて、
護岸されていなかった田んぼの間の
用水路で、
桜の咲く頃~田に水の引かれる頃に
数十匹~
一束(100匹)を超えて獲れても、
ごく普通の出来事だったが、
昭和50年代に急激に
個体数が
減ってしまった。
その原因としては、産卵場所が
護岸により奪われたことと、
農薬の使用などによる水の
汚染の2つが大きな要因だと思われる。
それにしても、このトゲのある小魚を食べる習慣があるのが
新潟と
庄内らしい。
新潟では
唐揚げと
焼物で、
好きな人はトゲで口を切って口の周りを血だらけにしてでも食べたという記述もある。
庄内では、やはり
唐揚げと
佃煮だろう。
唐揚げは割とすんなり、昔の味を再現できたと思うが、問題は
佃煮である。
かなり継ぎ足しして、
数時間かけて炊いたもののこの
トゲが
なかなか思うように柔らかくなってくれない。
「酢」を少し足したら、少し柔らかくなったけど…もう
ひと押し…
*
柔らかく煮るレシピをご存知の方がいらっしゃったら、ぜひ
伝授お願い致します
今日も、ごっつぉさーん!
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