川柳/ワンタンメン/椎名誠
酒田中町の柳小路と云っても、昔の風情はなくなったが、
当時の雰囲気をこの「川柳」は今なお醸し出している。
「川柳」に入ったのも何年ぶりだろうか。
「今日モス気分♪」ではないが、今日は「川柳」のワンタンメンという気分だ。
遠方からと近場のお客さんが入り混じってグローバルな店内。
比率的にも、ワンタンメンを頼む方が半分以上。
このワンタンが、何ともウエディングドレスのように衣が長くて
どこが頭なのかなかなか探せないほど。
麺も私好みのやや縮れ・やや細で、コシもしっかりしている。
スープもすっきり、煮干し、トンコツ、カツオブシ、などで
麺の旨さを十分に引き出している。
久々にスープまで飲み干した。
作家の椎名誠の
「やっぱり おいしい 川柳の わんたんめん」という色紙と
椎名誠が週刊文春で川柳を絶賛した記事も店内に貼られている。
その記事には、「世界のワンタンメンは、酒田の川柳が引っ張っている」とある。
600円でこの味・このクオリティは確かに「川柳」でしか味わう事はできないだろう。
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