川マスのルイベ・アイコと筍のお椀・行者にんにく・地鶏と筍・満月ワインバー・食道ささき

olive

2014年04月19日 09:39


4/15の晩のごっつぉ!

いずれ行かなくてはと思っていた「満月の日」(満月ワインバー)


システムとしては、好きなワイン番号を云うと、 山田ルイ53世チョイ似のお方(笑)が、

テーブルまで注ぎに来てくれて、料理は下のメニューの満月セットが順番に出てくる


ワインは飲んだものが、分からなくなるとイケないので、上から順に飲んでいった。

飲み慣れた750mlボトルではなく、マグナムボトル(1500ml)重厚なボトルだ。


ほとんど、旬のおいしいものが勢揃いで、何もいうことはないんだけど、

今回は「川マス」について、少し書いてみたい


ここで云う「川ます(川鱒)」とは、庄内地域独特の言い回しで、

「サクラマス」が川に戻り遡上して来たものを云う。

一説によると、最上川の落野目辺りで獲れたものが最高級品と云われている。

川に遡上してからすぐのものではなく、川に馴染んできた頃のモノが最も美味しいと云う。

その距離が河口から程よく離れた落野目という訳だ。


それに限らず、酒田の人は「川ます(川鱒)」と聞けば、

少々寂しくなってまでも、食べたくなる人は少なくないはずだ。

通常、1切1200円程度が相場だろうか。

「川マス(川鱒)」を1本買ったら、タイヤの4本は買えるのではないか(笑)


食道ささきの大将も、「川マス(川鱒)」赤字の商品だと話していたが、

ワインや他の食べ物で元はガッチリマンデーに違いない


そして、釣りのターゲットとしても、もっとも釣れない魚の代表格。

5年やっても釣れない人は釣れないし、釣れる人は1日で3本も釣ると云うから不思議だ。


そもそも、渓流魚ヤマメが川を下り、海に出て身がオレンジ色になり、

味もヤマメのそれとは格段に美味しくなるという時点でミステリー


また、オスやメスしか海に出ていかないというのも俗説だと思う(サクラマスにはオスもメスもいる)し、

比率で昔はメスの方が多かったというが、あまりオス・メスの比率も今では半々に近いような気がする。


食べる方に話を戻すと「ルイベ」という食べ方は元々「アイヌ独特の食べ方」である。

鮭の保存法として、長期保存できるので昔からあった手法らしいが、

鮭・マスにいる寄生虫を退治する効果と、それが理由で生では食べない鮭・マスを

生に近い形で素材の味を味わえる唯一の方法だと思う


ということで、「川マスのルイベ」はその上質な脂とともに口の中でホロリとろけたのだった


ちなみに、日本のワインのビンは720mlで、外国の750ml瓶より少し小さいサイズだが、

750ml = 1/5ガロン (ワインの樽は1バレル=60ガロン)

720ml = 約4合


という理由からである








今日も、ごっつぉさーん!





食道ささき
酒田市 本町1-6-6 川辺の館 1F
TEL:0234-26-8106
営業時間 18:00〜21:00(L.O)




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