温海かぶ甘酢漬・温海かぶ・在来作物・一霞・「あつみ」しゃりん

olive

2013年11月24日 11:03





11/11に漬けた「温海かぶ甘酢漬」

σ(^_^)の知っている漬け方が2種類あって、どちらも甘酢漬けなんだけど、

切って漬ける「切り漬」とそのまま漬ける「丸漬け(本漬け)」である。


切って漬けるのは、漬け汁や酢が早く作用するので、4~5日ほどで食べられるようになる。

早く食べたいためにカットして漬ける訳で、そのまま漬ける場合は、2~3週間ほどで食べ頃となる。

また、切って漬けたものより、丸ごと漬けた方が、長期保存に向くし、個人的には美味しいと思う。


温海かぶの他にも、庄内周辺には、在来種のかぶが20種類ほど存在するが、

焼畑で作られることが多く、いわば化学肥料を使わない栽培方法で、

これを自分で漬け込むと、化学調味料や保存料などの余計な物が入らず、

美味しい漬物が出来る。

漬物の中でも、手軽に出来る甘酢漬けなので、興味のある方はぜひ試して欲しい。

レシピは、こちらから

生のかぶは、道の駅あつみしゃりん(上記ページ参照)で1キロ・300円~(相場により変動)入手可、地方発送も可能。





商業品種の野菜(F1種)と違って、温海かぶなどの在来作物は、今でも生産者が種を採取し栽培している。

一方、現在流通している野菜のほとんどは、生産者が種を採取せずに種を種苗会社から買っている。

しかも、その種は90%以上海外から輸入されているという事実をご存じだろうか?

日本の食料の自給率が40%と云われている現在、種の輸入という現実を勘案したら、

実質はもっと低く30%とも云えるのではないだろうか。





先ほどの荘内日報のリンク先で、五十嵐源喜さん(生産者)の話が掲載されているが、

σ(^_^)が毎年漬け込んでいるのも、生産者の中でも腕がいいと評判の五十嵐さんのもの。

温海かぶといえば、一霞地区と云われるほどで、

いわゆるだだちゃ豆は白山地区が有名なのと同じである。

この地区の中でも五十嵐さんは、最高齢で後継者もいないという話である。

いつまで、五十嵐さんの蕪を漬けて食べられるだろうか…。





そんな事に想いをめぐらせながら、漬けた温海かぶ食べ頃になり、

食卓に毎回上がってくるのだが、子供たちの口には合わないのか、

σ(^_^)だけが毎回食べている。

ややほろ苦く、歯ごたえのある独特の味は、R-28指定と云ったところだろうか(笑)。


今日も、ごっつぉさーん!


道の駅「あつみ」しゃりん
鶴岡市早田字戸ノ浦606
電話:0235-44-3211
FAX: 0235-44-3212
5月~8月/午前8時~午後6時
9月~4月/午前8時30分~午後5時30分
休み:毎月最終水曜日(7、8月は営業)12月31日・1月1日



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