だだちゃ豆

olive

2007年07月20日 07:20

そろそろ、だだちゃ豆の季節が近づいてきた。

ネットでは、お取り寄せの予約が始まっている。

「だだちゃ豆」は現在登録商標となっており、鶴岡以外で生産されたものは

たとえ「だだちゃ豆」の品種であろうとも、「だだちゃ豆」として

販売することはできない。

「鳥海茶豆」などとして売っているのは、それである。


具体的には、鶴岡だだちゃ豆生産者組織連絡協議会が認定したもの。

「庄内一号」「庄内三号」「庄内五号」「甘露」「晩生甘露」「早生白山」「白山」「尾浦」「小真木」「平田」の10品種がある。

早い段階では、8/5以降の「甘露」が柔らかく美味しい。

しかし、本当の「だだちゃ豆」の味を求めるのであれば、

8/15以降の「白山(しらやま)」という品種が一番だ。

だから、よく「白山だだちゃ豆」という訳だし、もっと正確に言うなら、

「白山産白山だだちゃ豆(○○産○○品種だだちゃ豆)」と言わなければならない。


茹でている傍から部屋中に立ち込める「だだちゃ豆」独特の香り。

作柄にもよるのかもしれないが、本当に品質のよい「だだちゃ豆」に当った時は、

パリッとした張りと歯ごたえととうもろこしにも似た甘みがあり

やめられない止まらない「かっぱえびせん」状態に陥る。


「だだちゃ豆」は、その昔鶴岡の殿様が大変な枝豆好きで、

毎日枝豆を取り寄せ「今日はどこのだだちゃの枝豆か?」と聞いたそうで、

それがいつしか「だだちゃ豆」と呼ばれるようになったと言われている。

殿様流に言うなら「誰それ(屋号)作白山産白山だだちゃ豆(○○作○○産○○品種だだちゃ豆)」と言わなければならない。


別の地域で、「だだちゃ豆」のを栽培したが、鶴岡のような味が出なかったという話は、

あまりにも有名で、鶴岡の白山や安丹などの土質が「だだちゃ豆」の味の要因となっているようだ。

しかし、鳥海茶豆など決して味が悪いわけではなく、本当は広く庄内の特産としてもよかったのかもしれない。


我々は近所のシッョプで買えるが、

遠方の方は、お取り寄せとなり今がその注文の時期だ。

タイミングを逸すると、予約終了となることも多いので早めに注文したい。

だだちゃ豆を安い順で探してみる


↑写真はフリー素材より引用した枝豆の写真(だだちゃ豆ではありません)

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